日記なんて書くべきじゃないんだ。
この汚らしい僕の日々を、
何冊も持ち歩いて
さらに君はここからあのコンピューターに打ち出したりするんだろう。
真っ黒な煙と乾いた土地、空は晴れたことがない。
座ろうとすると椅子は壊れてしまい、
庭のハーブも僕が水をかけたとたんに枯れてしまう。
歌おうとすると喉はいつもからからだ。
ドラムは、心臓を撃ち破り
ギターは、僕の指を真っ赤に傷つける。
12-26-99 | |
病院 |
12-25-99 | Merry Chiristmas |
駐車場に行ったら車のタイヤが切られてた。TKさんが駅の階段から突き落とされた。偶然、だよね? |
12-24-99 | MASS |
クリスマスミサ。聖体拝領。賛美歌を歌った。 |
12-23-99 | ルスデン |
ルスデン
「大阪のxxxx社のxxxxです。昨日は有難うございました。無事東京に戻られましたでしょうか。打ち合わせのxxxxxxxx 「大阪xxxx学院のxxxxです。昨日は有難うございました。打ち合わせのxxxxx 昨日?昨日?さくじつ?大阪に行った!?誰が行ったの?雑誌社と学校の人に会った? 学校のほうの人は、すでに東京に来ているとルスデンで言っていて、僕があわてて、昨日ランチの時に一緒にいた友達に電話をかけて”僕が昨日東京にいたこと”を確かめようとしていたら、ドアベルが鳴って大阪xxxx学院の女の人は部屋の前まで来ていた。なんで、部屋まで来るの?なんの打ち合わせを昨日、大阪で、誰がした? 友達は「昼過ぎにまりあと別れたからわからない」と言った。電話を切って、玄関に行って女の人を部屋にいれた。なんとなく、なんとなくだけど、すごく怖い感じがしたから、念のためにソファの下にナイフを挟んだ。 女の人はわりと大荷物で、ビデオテープかなんかでいろいろ見せてくれはじめた、ところまで覚えてるんだけど。。。 あー、とにかく、今日はあせった! 落ち着いて考えればエリの相手だったのかもしれないと今頃思う。 このまままりあがギター弾いて、歌っていられるんじゃないかと思ってて、作業療法みたいに音楽でなんとかなるんじゃないかなーなんて思ってたこの頃だったから、エリがいるのがわかって安心したような、がっかりなような。 まっちーの研究所戻りだ。いってこよう。 逃げてたままじゃどうにもならないんだ。今日よくわかった。よくわかった。わかったんだ。 |
12-22-99 | |
とびむしが引っ越すって。「別にどうでもいいですか?」だって、電話で。曲の音入れのこと話して、電話を切った。ああ、そうか、「どこに引っ越すの?」って聞かなかった。どこに引っ越すんだろう。
車のオイル交換をしたり、新しいコートを買いに行ったりした。こんな日を嬉しく思った。
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12-21-99 | |
宮崎被告の二度目の精神鑑定はなし。 |
12-20-99 | |
ヨウタのお父さんは画家で、大きな家の屋根裏部屋にいつも、僕を招き入れてくれる。今日は、1階でシチューをごちそうしてくれて、それから、いつもの屋根裏部屋で話をした。
僕は混乱していたからいろんなことを話そうと思ってたんだけど、ストーブが暖かくて、その上のポットがシューシューいっていて、ピアノをさわって、ギターを弾いてもらって、壁にたくさん絵が架けてあって、僕がなにか話そうとすると、「どうしたんだい?」って暖かい眼差しをくれるだけで、なんにも話さなくてもよくなった。 「芸術がうまれるのは苦悩からだけではない」と、その言葉のことを帰り道に考えた。 苦悩からうまれることはなんだろう。喜びからうまれることはなんだろう。 立ち寄ってよかった。 |
12-19-99 | |
それでもいつまでたっても信じることを諦められないんだ。いつだってそうだ。僕は。
なにもかも偶然で、友達に起こった事が全部偶然サヤにも起こった。シオちゃんと病院に行ってるのだと間違えて思い込んでしまった。嘘を言ってるわけじゃなかった。とか。そんなふうに考えているとでもやっぱり矛盾がでてきて、なんだあいつ!と頭にきはじめて、で、僕はそれでもいつもみたいに、まさか!信じてみようなんて思って、でも、嘘はやっぱり嘘で、ああ、僕は裁判以外で、例えば相手の弁護士以外で、こんなに嘘ばかり言われたの初めてだから、わけがわかんないよ。 だんだん友達はふざけはじめて、自作自演なんて言葉が流行ったりして、ほんとはお前もサヤだろーとか言い合ったりして、そんなふうにみんなで笑って帰ってきて、僕はだけど、僕が守っているこのバランスというのは、ギターの細い弦なんかに頼ってるような、こんなバランスだから、考えこんでいると、サヤなんて名乗ってたのは僕だったんじゃないか?とか僕がただずっと妄想でサヤという相手と話していたんじゃないかと思いはじめて、ギギギギギギ、頭の中で音がしてくる! 実際、Kさんは本人を知っていて、僕を知っていて、そんなことありえないという事実があって、それでも、僕の細いバランスの弦は、簡単に切れてしまう。 ルームメイトという気持ち悪い映画を何度か思いだしてしまう。気分が悪い。 人を信じることはそんなに難しくない。人をあきらめること、見放して考えることのほうが難しいのだとわかった。 |
12-18-99 | |
空が青くないことに今日気がついた。空が青かったことなんてないんだ。 |
12-17-99 | |
ヨウタと喧嘩した。あいつと喧嘩してはじめて負けた!負けたのかわからないけど、喧嘩しながらまりあのほうが泣いちゃったから、負けかなと思う。
空はきれいだ、星はきれいだなんて言うんだ。あいつは。でも負けた。 |
12-16-99 | |
てれやの友人達は他の誰かの話や笑えるを話してみたりして、お互いのことをあんまり話したりしないけれど、それがてれやの友人なんだね。そういうことに今日気がついた。
タクシーの中でとびむしの好きなカノンが流れてたから電話したら、バンドのことで新しい連絡があった。今年はまだ終わってなかった。 カノンっていい曲だ。 |
12-15-99 | ライブ。どうもありがとう。 |
「ライブの時にみんなの顔って見えるの?」って聞かれたんだけど、僕は、暗くて深い穴の中から叫んでるような気持ちになったり、また時々みんなと一緒にいる幻がみえたり、なにが見えているのかまだわからないんだ。
目で見えてるものじゃないもの、街の中の小さなハコの中に僕らが集まったこと、僕らみんなが探しているもの、幻想、現実、温もり、迷い、決心、みんなで先の見えない迷路を一緒に歩いているように。だけどとにかく一緒になら歩けるということだ!どうもありがとう! |
12-14-99 | |
覚醒剤をすすめられて、まりあは気持ちが落ち着いてなくて不安でいっぱいな、ちょうどそんな時だったから、ずいぶん考えこんだ。友達に電話したらすぐに来てくれて、今度は頭を殴られた。僕は、なにが悪くてなにが正しいかぜんぜんわかんないままなんだ。だけど体罰は効きますね。ありがとう。まいふれんど。
傷は早めにちゃんと手当てしよう。あとでもっと痛くなるよ。 そう実は、明日はライブ。寒い中、人込みの中、気をつけてください。 そういう夢をみたんだ。エスカレーターはさかさまに使われて、エレベーターは横に進んで、日常の、僕らをしばりつけていたルールがだんだん輪郭をなくしていくような夢だった。ドアを開けても、そのむこうには、無数のドアが続いていて、僕はどんどんそれを開け続けていかなければ前にすすめない。ドアのむこうになにがあるかわからない。ドアをあけると明日はライブかもしれない。 |
12-13-99 | |
ライブの前に毎回、人が一人もこないんじゃないかと怖いことを思ってとまらなくなる。土橋さんが話してくれたことを思いだす。レベッカがライブハウスツアーをしてた頃、お客さんが2人だけだったり、「そんなこともあったんだぞー。」っておもしろおかしく話してくれた。尊敬する、それで、大好きな、土橋さんのそんな話に勇気づけられたりしてた。
会場で物販する、限定CDやビデオを確認した。限定2枚って。売り上げはバンド資金にするのに2枚でいいのかな。それで、僕らはライブの後、ごはん食べれるのか? 今日駅でエスカレーターをさかさまに駆け上がってみた。痛かった。僕がずーーーーーーーーーーっと、とっておいてるキャラメルの箱を思い出した。箱の内側にはかならず、動物の秘密とか、いろんなことが書いてあるんだけど、僕がすごく気に入ってもう幾年もしまっておいてるぼろぼろのキャラメルの箱がある。帰ってきて、その箱を出して、読んだ。 ところでキャラメルはひとつひとつ、紙で包んであるところがいいと思う。 |
12-12-99 | |
友達に殴られた。一昨日道で転んで、昨日階段から落ちて、今日は友達に殴られて、痛いー。
そう僕はきっと人を傷つける。だから傷つけられることもある。だけどなにが正しいとか悪いとかない。死にたい人、頑張りたい人、盗む人、正直な人、バカ、秀才、嘘つき、熱血、どれかは大事で、あれは大事じゃないってことはないわ。彼と彼は同じ。君は僕は同じ。痛いけど。 |
12-11-99 | |
12-10-99 | |
東さんがつまりエンターテイメントビジネスについて勝手に話してくれたんだけど、ジャニーズのこととか、コンサートのありかたとか、お金のこととか。ライブ見に来るって。
僕はいつだって人の話をよく聞いてみようとするんだけど、よく聞いても聞いてもつまんないことってあるかな。そうしたらどうする?もう聞かなくてもいいの?なんのために音楽をやっているのか?なんとなくです。目がさめた時、夢を忘れたくなくてギターを弾いたり、ひとりでトイレに行くのが怖い時、即席でつくった歌を歌ったり、寂しい時に涙みたいにメロディーがどんどん流れてくることがあるでしょう?そんなふうに、なんとなく、ふと、音楽があるんです。東さんがいうような目的なんてないんです。どうしてやってるのか、なにが起こってるのか、ギターってなんなのか、歌ってなんなのか、勉強ってなんなのか、卒業ってなんなのか、なんにも僕にはわかんないです。生きることすべての目的も、意味も、それが一体何であるかも。ただ試行錯誤のいろんなメロディーをひとつひとつ、歌ったり、忘れたり、いろいろやってるだけ。だから東さんの話、僕も出きるだけ話に集中して耳を傾けたんだけど社会科をよく勉強しなかったから、だめでした。 なんで、死にたい人は生きたい人を認められて、生きたい人は死にたい人を認めなかったりするんだろ。なんで? 午前3時から友達の誕生日パーティだった。誕生日おめでとうってなんかおかしいね。 |
12-09-99 | |
ひかるちゃんにギターをなおしてもらった。嬉しい。 |
12-08-99 | |
お母さんが「長く生きていれば、機関銃で打ち殺したいやつが一人や二人くらい出来るわよ」と言った。「許せることばかりじゃないわ」
僕が、誰かを許せないとしたら、誰か、も僕のことを許せないんだろうか。 僕は、いつだって許すんだ。なにもかも許したいと思っているんだ。 それは、僕が赦されたいからなんだ。お母さん。 |
12-07-99 | |
12-06-99 | |
12-05-99 | |
12-04-99 | |
代々木公園を歩いたんだけど、僕がはじめて脱走に成功して、ついに東京まで辿り着いた15の時の時を思い出した。
L.Aに行くお金をためるためにアルバイトをしながら、この公園で寝ていたっけ。雨が降る夜も、雨に濡れたまま疲れと眠気に引きずられるようにベンチで眠ってた。病院のベッドよりは数段もましな寝床だった。 代々木公園は、今ではいろんな撮影で来たりするけど、公園で寝ていた日々を思い出したのは今日が初めてだった。 うまく歌えるかな。うまく生きる方法も知らない。人とどうやって話したらいいのかわかんない。歌えたらいいと思う。 |
12-03-99 | |
12-02-99 | |
ちくしょー!ライブ頑張るぞー。僕に出来ることは曲をかき続けることだ! |
12-01-99 | |