本当に好きなものしか好きと言いたくない。
好かれる為に計算したくない。
思い遣りと嘘と偽善の間にあるものを赤く塗りつぶしたい。

あなたを敵にまわしても 裸のまま処刑されたい。

先生、僕を教育しなおしてください。
いいこにしてください。
教室のドアを開ける力をください。


11-30-99

11-29-99

11-28-99

11-27-99

11-26-99 レイカちゃんとマサオさん
あるスタジオで、ひさしぶりの友達に会った!
会うといつもきゃーって抱き合って「まりあちゃんー」「レイちゃんー」ってしてたんだけど、ひさしぶりにあったレイカちゃんは、もう中3になってて、「こんにちはぁ」って頭を下げただけだった。
僕は、冷静かつ、平常心を装い話してたけど、内心すごく寂しく思っていました。
悩みを打ち明けあったり、好きな人の名前をお互い紙に書いて交換したり(まだ持ってる)、おそろいのハンカチやノートを持ってるのに。でも、レイカちゃんのカバンには今も僕の写真がありました。よかった。
とにかく二人でアイスクリームを食べに行きました。
いつから、どうして、人は変わっていくのかな。変わっていくことは必要なことなのかな。でもなんのために?社会のため?
ところかまわず泣いちゃいなよ。いいよ。そういうコが好きだ。

帰ってきて、隣の部屋を覗いたら友達が2人いてテレビを見てた。
ソングライトなんとか(かな?)。
煙草臭いからすぐドアを閉めようとした時に、テレビでまりあの友達の名前を呼んでいて、見ると、その番組に友達がでてた。見ました。
「なにげない嘘をついて/気がつけばたどり着いた渋谷/とりあえず笑ってる友達のところに/ケイタイでつながるアンシンはカンタンで/お金もおしゃれもカラッポで/カラッポでダメ/私はここにいるよ/ここにいるよって泣いてみる」こんなだったかな。感動したー。頑張ってー。


11-25-99 リコの誕生日、まりあの部屋で。
成長しちゃうの?
なにかをあきらめて、違う場所へ歩き始めた時、
ありきたりで安っぽい前向きさで、絶望から目をそらしてしまった時、
「痛み」を忘れてしまった時、
みんな、へんな大人になってくんだ。
ここにいて、一緒にいようよ。

確かに、昨日は、君の誕生日で、ケーキの横には
ジュースじゃなくておさけが並ぶようになったわけだけど、
だからってなにもかもあきらめることはないよ。
君が信じてきたものが、実は嘘だったようにも、壊れてしまったようにも思えるかもしれない。
「約束」は、
時間がかかりすぎて、途中にいろんなことがありすぎて、
君はたぶんひとりで泣きすぎて、
まるで裏切られてしまったようにも思うかもしれない。
だけど、それがまだそこにあるとしたら?
約束は、リコが信じるのをやめた時になくなるのだとしたら?
なにもなくすことなんて、本当はひとつもないんだよ。信じ続ける限りね。

かたちにならない、僕らの気持ちや想いは
僕達が信じるのをやめた時に消えてしまうんだ。
まだあきらめることないじゃない。
苦しくなったら一年中、何回でもまた誕生日やってあげるよ。

「新しい誕生日」について、曲つくったんだけどな。


11-24-99

11-23-99
お昼、テラスでミラーを読んで、ベッドに戻ってまた寝て、ライアンのところに行って夕食を食べて、2階の吹き抜けのところに毛布を持ってきて、エンデを読んでもらって、そのうちにまた寝ちゃって、深夜、東京にむかったわけです。ただいま。

11-22-99
ヘンリ・ミラー美術館。たくさんのメッセージがあった。ひとつだけわかった。大事なことだった。今わかってよかった。そのまま八ヶ岳に泊まった。

11-21-99
深夜、八ヶ岳へむかった。

11-20-99
ロミと"BEACH"でお茶してたら、昨日考えた消えない愛について、そんなことないような気がしてきた。目の前で冷めた紅茶のカップがそっぽをむいていて、Jewelが聞こえてきて、ロミがニューヨーク語で引っ越したばかりの新しい部屋のことを話していて、僕がぼんやり爪を切らなくちゃと思っていた時、そんな気持ちになった。だけど、わからない。
だいたい、愛について誰がこたえを知ってるというんだ。愛というものの存在を信じる信じないも気分次第だ。歯を食いしばって頑なになることはないんだよ。誓いを破ることが罪だとは思わないよ。
それでも、ミラーの5人目の奥様だった彼女が自然に心動かされて、今もなおミラーのためにピアノをひき続けているならそれでいいんだ。

11-19-99
ヘンリ・ミラーの、その奥様に出会った。ピアノを弾くおばあさんだ。結婚、別れを何度も繰返していたミラーが最後に結婚して、最後に離婚した人だ。おばあさんは、もっと年をとったら、長野にあるヘンリ・ミラーの記念館の近くで暮らそうと思っていると言ったけれど、別れた夫との「絆」というものはあるんだろうかと思った。
街には、誰かを愛している人、誰かに愛されている人、かつて愛されていた人の3種類の人がいると思っていたけれど、もしかしたら、3番目の分類はないのかもしれない。
人は本当は愛することをやめることはなくて、きっと誰もかれも、愛され続けているのかもしれない。
愛する生き物。そう僕達のことを思いたい。愛していたなんて、愛に過去形はないんだ。誰もが愛しあってる。
「彼女の方法が変わっただけさ。僕は永遠の愛っていうのを信じるね」

11-18-99

11-17-99
真夜中過ぎに近くのバーでB.Tに会って話しました。B.T は泣きました。B.Tはごめん、と言いました。友達です。

11-16-99
曲をかきました。ギターを弾いて録音しました。きっとなにもかも簡単なことです。勇気があるなら。

11-15-99
どうしてだったかB.Tをみんなの前でひっぱたきました。手がそのように動かされたのです。ごめんね。
夜まりあが寝てる時、B.Tが部屋に入ってきてまりあのからだを触ったりしていることを実は知っています。知っていること、やめて欲しいことが言い出せなくて、ひとりで泣きました。友達でいたいです。今までもずっといい友達だったように。お父さんじゃない蒔田院長じゃない君はまりあの大事な友達です。
どういうふうに話したらいいんだろう。実はまりあがニューハーフっていう言い方はどうだろうか。いや、それじゃあなにかおかしい。友達に対してフェアな話し方じゃない。それともB.Tは寝ているまりあのからだが冷えたりしないように気を使ってああいうことをしていのかもしれない。あるいは、なにかからだの調子の点検だとか。B.Tがまりあを傷つけるようなことをするだろうか。信頼した友達なんだ。
それなのにB.Tが本当はまりあのこと友達だなんて思ってないんじゃないか、とか、まりあがバカだからそんなことしてもわかんないだろうって思ってるんじゃないか、とか、院長やお父さんみたいに特別学級のまりあをバカにしてるんじゃないか、とか嫌なことを思っちゃう。こんなふうにB.Tの友情を疑うのも嫌だし、夜混乱しながらじっとしているのも嫌だ。B.Tなにをしてるの?からだを触られることは僕はこわいんだよ?嫌なんだよ?吐き気がするよ。

11-14-99
こうして自分のサイトを作ったこと、弁護士さんがまりあの診断書を持っていること(警察署のこと)、そういったことはどんな変化をもたらすんだろう。
実際、子供の頃と変わらず、ユリの約束を誰かが守らなくちゃいけなかったり、ミクの後始末を僕がやらなくちゃいけなかったり、エリカが場違いなことをしてショウコさんが怒られたり、理不尽だって事はなんにも変わらない。
嵐士と先生と幾人かの友達が理解してくれる。その外にでるのはこわい。いい。
新しい友達にいろいろと質問をされて思ったのだけど、きっとその人達が思ってるより、12人でいつも、ひしめきあって、時間を奪いあっているってことは、てんでバラバラなんだ。「どのくらいの間まりあでいられるの?」と聞かれるけれど、そんなのわからない!一秒ごとにスポットを奪われて立っていられなくなる。12人みんなで一つのスポットを取り合うとそうなるんだ。あいつが頭をがんがん蹴って来たって、目の前に現れてごちゃごちゃ言い出したって、医者に言われた通り、「幻視」と「幻聴」と現実をよーく見分けて、話しを続けるんだ。だけど、あいつらを幻覚だなんて思えるわけないよ!エリのルールに従って生きてきた。「多重人格障害者の人格には必ずリーダーとレコーダーなる人格がいる」ってわかってるなら、「あなたは誰なの?」なんて気軽に名前なんて聞かないでくれ!エリのルールに逆らうと閉じ込められてスポットに立てなくなるかもしれないんだ。前に半年も閉じ込められた。シホなんてエリに15年も閉じ込められてる。まりあは治療を続けたがってるけどバカバカしい。あたし達が12人でいなくなったら、あの時脱走したことも、L.A.に向かったことも、バンドも、音楽も、なにもかも、今までのことは12人でやってきたことじゃないっていうのか。まりあ。今度また医者に行ったりしたら許さない。
「まりあの中の誰々」って言うな。別人なんだ。別の人間だ。
まりあが主人格じゃないって医者にまた言われて泣いてるまりあと嵐士へ。泣くな。ばか。何回調べたって同じ。あたしだって同じこと言われてるんだ。シホ以外はみんな泣かなくちゃいけない。

エリのルールは守ってよ。もう二度と保護室に閉じ込められるのはみんなが嫌でしょう?そういう強制入院がないように、普通に暮らせるようにエリのルールだってあるわけだし、みんなのノートだってあるのでしょぅ。だけど、ちゃんとわかってるから、怒らないで。僕はできることなら誰にも悲しんでもらいたくないんだ。それぞれの気持ちのことも考える。そうしたらあの約束が壊れる。どちらが現実かなんてやっぱりお医者さんの説明じゃあ選べないね。あっちが現実でこっちが違うってことはないものね。


11-13-99

11-12-99
ただいま。

11-11-99
入院

11-10-99
入院

11-09-99
入院

11-08-99
入院

11-07-99 アニキに感動
立派なスタジオだった。よかった。しかも神保さんがぼくらにごはんを食べさせてくれた。
ライブを「やりたくない。ヤダヤダヤダ。」って嫌がって反抗的な態度ばかりしていたら、アニキがこんな発言をして、僕達は感動した。
俺はマリアの曲がすごくいいと思うからこうやって一緒にやってきてるんだぜ。だから新しく出来きた曲だっていろんな人に早く聞いてもらいたいって思うんだ。
ここでやらなかったら男がすたる。(僕はおんなだけど)
JUICE THE PUNKは12月15日に原宿ルイードでライブをします。き、きてください。

11-06-99
明日○○○スタジオに行くために、機材を運ぶ車のこととか、そういうことで悩んだ。

11-05-99
ずっとプリプロ。朝までプリプロ。誰にも交代されないように頑張って立っている。幻聴、幻覚がひどい。ずっと話しかけてくる。実際、幻聴なんかじゃないんだ。みんな、子供の頃からの友達なのだから。とびーが学生時代とかそういう話をしていた。僕にはちゃんと学校に行った時期がないから、病院の風景しか浮かばなかった。外の景色は鉄格子の模様つきだ。そういうことは話せなくてちょっとつまんないなと思った。とびむしにむかついたから、友達に電話をして「とびむしがむかつくの」と聞いてもらった。「目の前でなんだよ!」ととびーに言われた。電話をきりました。アニキがいいって言うならいいです。

11-04-99

11-03-99
そうでした。10月の最後にみんなに「ありがとう」と言ったらみんなに心配されました。使い方を考えます。

11-02-99
朝起きて、ギターを持って、夢のしっぽをつかみながらコードをつないでいく。歯を磨いて、夢で言ってたメッセージを思い出す。ノートに書く。そんなふうにして気がつけば真夜中になってたりするんだよ。忘れ物もしちゃうよ。
<メモ>明日ロミに電話すること。嵐士とmy babyのところにあれを送るのを忘れないこと。半年も遅れてごめんねって言うのを忘れないこと。ありがとうが言えるようになってきたから、今度の目標はなににしようかな。

11-01-99
3階の屋根裏部屋にずっといました。壁をペンキで塗りました。

8月/9月/10月/11月/12月/1月/2月/3月/